2006年 KUTC-OB 活躍開始

A.  第59回東海毎日ベテラン選手権大会 (4月17〜23日 名古屋東山テニス
   センターコート)


今年先ず活躍を開始したのは上記東海毎日選手権大会の75歳以上ダブルスに出場し
た渡邊前会長(旧23回)・佐野(新3回)組だった。 昨年一年間は75歳以上のシングルス
で大活躍 一昨年11月の全日本ローンから3連続全日本のタイトルを獲得された渡邊前会長
と今年から75歳のカテゴリーに上った佐野の満を持しての参戦であった。しかし昨年は一
度もダブルスに参戦されなかった渡邊前会長はダブルスのJOP(Japan Official Point)持
ち点は0、佐野も数少ない参加にも大した戦績なく持ち点6と両者合わせても殆どスクラッ
チからのスタートとなった。 このカテゴリーの参加は少なく6組、1回戦 6-1, 6-3、2回戦の
No.1シードとは 6-1, 6-0、優勝戦は今年75歳のカテゴリーに入ってきたNo.2シードだったが
これも 6-1, 6-3 と比較的簡単に優勝することが出来, それぞれ158ポイントを獲得した。


歓びの 渡邊・佐野両選手

同じく75歳以上のシングルスにエントリーしていた石川選手(新1回)は,優勝戦までは比較的
楽勝を予想されていたが、前日名古屋に行き1回戦に備えたにも拘わらず残念ながら体調不
良で棄権した。


B.  第81回大毎オープン選手権大会ベテランの部 (5月24日〜 甲子園コート他)

35歳以上では吾校現役庭球部監督の福永選手(新40回)がシングルスNo.1シードで、ダブ
ルスは大北選手(他学OB)と組んでNo.3シードで出場。 シングルスでは、No.2シードを破っ
て決勝に出てきた佐々木選手(他学OB)を 6-3, 4-6, 6-2 とフルセットで下し、見事優勝。
ダブルスもNo.2シードを準決勝で破り決勝に臨んだが金曜日の雨で日程が一日延び決勝が
月曜日になった為パートナーの大北選手が仕事の関係で参戦できず残念ながら棄権となり
準優勝に終わった。

前列 左から 福永(優勝)・佐々木(準優勝)
後列 岡田・河口(ダブルス優勝ペアー)

70歳以上のカテゴリーに善野(新5回)・斉藤(関学OB)組が出場、2回戦で関東の強豪 尾台・
大沢組を 6-3, 6-3 で、準々決勝は 7-5, 6-4 とやや苦戦したが,準決勝では嘗てのデ杯選手
の石黒(慶応OB)・宮地(ベテランでは過去幾つものタイトルを取っている同大OB)を何と
6-2, 6-1 のストレートで破り、 優勝戦では森田(東海毎日70歳以上のシングルス優勝者)・
高瀬組を 6-4, 6-2 で破り見事優勝。 善野・斉藤ペアーは過去55歳以上で1回、60歳以上で
本大会に連続3回優勝しているが、ここ暫くは斉藤選手の大会レフェリー兼務の重責と善野
選手のふくらはぎの故障などがあり、途絶えていたタイトルを久しぶりに獲得した。
今年5月末のKUTC総会で新会長に選任された善野選手の本大会での活躍は、ふくらはぎの
故障からも完全に回復、縦横無尽のコートカバーに、鋭いストロークのパスに、絶妙のロブと大
活躍。 これも普段のトレーニングに精進した結果に違いない。

75歳シングルスで出場した石川選手は体調万全ではなかったが、予想とおり準決勝まで勝ち
あがり、今回ダブルスのパートナーでNo.1シードの森選手(外大OB)に1stセットが終わったと
ころで体調不良のため棄権した。


左から 善野・斉藤・佐野・石川・渡邊・森 各選手

また75歳ダブルスに出場した渡邊・佐野組は準々決勝でNo.2シードを 6-0, 6-0 と簡単に破り、
準決勝では東海毎日の優勝戦で戦った相手に 6-1, 6-3。 優勝戦では一部同士討ちの森・
石川組に 6-2, 6-2 で勝って今年二度目の優勝を手にした。何しろ一昨年から昨年にかけての
渡邊前会長のシングルスでの戦績に、水戸黄門の印籠ではないが「このラケットが目に入らぬ
か」と構えられると, 相手は「こりゃもうあかん」と諦め気味で, 今年に入ってから6戦して一度も
1セットで3ゲーム以上落とすことなく勝ち進み, 私は渡邊前会長に感謝感謝の大会でした。

また特筆すべきは学生王座獲得時代の名マネージャーの生駒先輩がご病身にも拘わらず奥
様とご一緒にわざわざ鳴尾浜の薬業コートまで応援に駆けつけて頂いたこと。思えば何十年ぶ
りかで公式戦で応援して頂いて皆感激しました。有難う御座いました。

尚大毎には65歳以上のダブルスで南後(新10回)・猪熊(東大OB)がNo.2シードで出場したが
下から若い強豪が上って来た為残念ながらベスト8に留まった。

                                       以上 佐野さん(新3回)記


C. 関東オープン選手権 (5月31日〜6月4日  さいたま市)

75歳のシングルスに石川選手(新1回)が出場、見事優勝されました。
手記を別に掲載しています